石綿って何? |
石綿は天然の鉱山からとれる繊維です。日本の鉱山からはほとんど産出されず、そのほとんどは、カナダ・南アフリカからの輸入品です。
長さは1ミリから数センチ、太さは0.02ミクロン(1ミクロン=1ミリの1000分の1)。髪の毛の5000分の1の細さですから、繊維を肉眼で確認することはできません。 |
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石綿の性質 |
建物に対する石綿の役割は、耐火・吸音・断熱の効果を高める上で大変重要な物でした。
1931年、イギリスで石綿を効率良く施工するため、石綿とセメント、石こうなどをつなぎ材とし、水分を加え鉄骨や壁面に吹き付ける方法が開発されました。(石綿を吹き付ける工法は1975年から禁止されています。) |
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わが国での使用年度 |
日本に吹き付け技術が導入されたのは1955年頃からです。
1960年代、一般的な建物に使用されるようになりました。
1967年頃から鉄骨構造物、RC構造建物建設にともない、吹き付け石綿は軽量・耐火・被覆材として規制される1975年(昭和50年)までの間、多く施工されました。
吹付け石綿を使用した建物は、建築後30年程度経過しており、建て替え時期を迎えつつあります。環境省の調査では、2020年頃にそのピークを迎えると予測しています。これらを背景として、建て替えに伴う建物解体時の石綿飛散を防止する目的で、大気汚染防止法が改正されました。 |
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健康への被害は? |
石綿が人体へ及ぼす影響として、石綿肺・肺ガンなどがあり、石綿作業者が20〜40年の長い潜伏期間を経て発病する場合があると言われています。
石綿肺は、石綿を取り扱う職業に従事し、長期間劣悪な環境下で作業した労働者に起こるじん肺の一種です。
肺ガンは、石綿と喫煙の相乗効果により、発病率が高くなると言われています。
吹付け石綿はセメント等の含有率が少ないため飛散性が高く、建物解体時には大気汚染防止法に基づく飛散防止処置が不可欠です。 |
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